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切符収集記&登山行記

切符収集記&登山行記

関東へ

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旅行期間:平成15年3月18日・19日
訪問標的:営団地下鉄半蔵門線延伸区間、秩父鉄道

【プロローグ】

営団地下鉄半蔵門線の水天宮前~押上が3月に開通すると聞き、「おぉ、本当に開通するのか・・・」との感想をいだきました。すでに何度か日記等にも記しているのですが、私は高校を卒業するまで東急田園都市線沿線に住んでいたので、乗り入れている半蔵門線が半蔵門、三越前、水天宮前と徐々に延伸していくのを目にしていたものの、押上まで全線開通なんていったいいつになるのだろうと思っていたのでした。そんな縁もあり「できれば行きたい」と思っていたのですが、MLながらの指定席も出発4日前におさえることができ、また当サイトを訪問いただいているおばけもんさんからのラブコールもあり、直前になり東京行きを決心いたしました。

【1日目】

初日は仕事終了後、21時に地元を車で発ち一路弥富駅へ向かいます。今回は本数の少ない地元~名古屋の公共交通機関はあきらめ車で弥富まで行き駐車場に停めて名古屋へ出るという行程を選択したのですが、加太の山越え区間で「10km先工事中・渋滞」の文字が・・・。こんな時間に名阪が渋滞のはずが無いと進んでいくと、久我ICのあたりから停滞した車の列が・・・。なかなか進まず、これはまずいと思い、関で名阪を降りて国道1号線バイパス経由で鈴鹿ICを目指すのですが、この道路も渋滞気味。ようやく鈴鹿ICにたどりつき、「ここから飛ばすぞっ」と思いきや、「四日市~桑名・渋滞中。9km・40分」の文字が・・・。東名阪は四日市で降りて、1号線経由で桑名を目指すのですがもう22時を過ぎています。弥富23時16分の関西線に乗らないと、名古屋でMLながらに乗り継ぐことができません。やばい、これは非常にやばい。それに加えこんな日に限ってカーナビを家に置いてきたりしています。桑名市街で22時30分を過ぎいよいよあきらめモード。東京駅でおばけもんさんとお会いする予定になっているが、MLながらに乗れないかもしれない。なんとお詫びしたらよいのだろう。
桑名ICから再び東名阪にのります。がんばって弥富に到着。弥富駅前の駐車場を目指します。駐車場着が23時12分。ここは駅のすぐ前なのですが、駅舎が線路をはさんで反対側なので踏み切りまでまわって線路をまたがねばなりません。あんなに一生懸命走ったのはひさしぶりでした。息せききってホームに入ると、ちょうど列車が入線。23時16分弥富出発。あーよかった。
名古屋からMLながらに乗車。以前ML九州で窓側の席だったときに、荷物をしまうの手間取り通路側の人がなかなか着席できなかったということがあったので、今回はあえて通路側の席をとりました。豊橋まで起きていましたが、空気枕のおかげでほどなく就寝。うつらうつらしながら東京を目指します。

【2日目】

定時より2分程遅れて東京駅7番線に到着。ホームで当サイトを訪問いただいているおばけもんさんとご対面。ちょっと前までは何のつながりもなかった個人同士がネットを通じて同じ趣味を介して実際に会うという・・・。ネットの力って本当にすごいですね。挨拶もそこそこに総武線の地下ホームから錦糸町を目指します。今回の上京のメインイベント、半蔵門線延伸区間に向かうのですが、朝5時過ぎにもかかわらず、すでに錦糸町では記念乗車券の販売コーナーが出ていて人が群がっています。記念乗車券の5駅セットなるものを購入。さらに駅内の定期券発売所で特補と記念カードを購入。営団の特補はなかなか出ないものらしいので、3枚ほど購入。無事購入できたのでよかった、よかった。

記念券類も入手したので、半蔵門線関係はひとまず終了。JRで次なる目的地・秩父鉄道を攻めるべく熊谷を目指します。で、東日本のsuica、初めて見ました。オレンジカードみたいな券を想像していたのですが、ガソリンスタンドのプリペイドカードのようにお金を前もって入れておくカードだったのですね。駅に「チャージできます」の文字があり何のことかわからなかったのですが、suicaに入金するためのものだったのですね。
おばけもんさんとお話などしているうちに熊谷到着。早速、秩父鉄道の硬券を購入します。ここでは以前訪問した際に「ない」と言われた他社線連絡券の購入をして仇討ちをします。おばけもんさんに高崎線内で秩父鉄道の硬券のレクチャーを受けたおかげで有意義に購入が進みます。残念ながらJR東日本連絡・一般式の東飯能ゆきはお亡くなりでした。8時過ぎに急行があるのでそれに乗ることにして、駅構内の喫茶店で軽い朝食。
8時18分。通勤、通学客で賑やかな熊谷駅をあとにします。急行は165系の改造車ということでクロスシート車両を使用しておりなかなか快適ですが、トイレに立ったおばけもんさんが「トイレが無い・・・」と困った顔をして戻って来られたりします。
川沿いを走ったり、谷を渡ったり暖かい日差しの中をのんびり走り、1時間ちょっとで三峰口に到着。なかなか快適な車両で立ち上がるのがおっくうなくらいですが、いざ収集!といさんで窓口へ。おばけもんさんも私も三峰口は初訪問ということで、券箱をホームからじーっと観察。おばけもんさんがビデオで券箱を撮影されたものを見ながら購入します。社線内の準常備券は2口座ありましたが、東武連絡の準常備はお亡くなりでした。
10時過ぎに三峰口駅をあとにして、次は東武連絡の準常備券のある駅ということで武川駅を目指します。本当に今日は良い天気で、のどかです。途中、貨物列車とすれ違ったりしながら武川駅に到着。この駅って、だいぶ熊谷寄りなのですね。ここでは、補充券や東武連絡の準常備券を購入。私的にはお腹いっぱいになりました。

この後、風吹きすさぶ武川駅を後にして熊谷乗換えで上野を目指します。高崎線内では睡魔に襲われ、ほとんど寝てしまいました。上野駅から地下鉄に乗換え、おばけもんさん宅へおじゃま。御宅は都心のど真ん中にあり、交通不便な田舎に住む私にとってはうらやましいかぎりです。どうしても東北地方を目指すときって、東海地方からは遠く感じられますもので・・・。

で、おばけもんさんのコレクションを見せていただいたのですが、ただただ圧倒されました。秩父鉄道に乗っているときに、「コレクションをどのように整理されていますか?」との私の質問に、「最初はビニールに包んだりしていたが、今は缶箱の中に入れてあるだけだ」とのお返事でしたが、実物を見て納得しました。これだけ数があったら、いちいち整理していたら大変です。しかも、目の前にしているのは全コレクションのうちの3分の1というのですから・・・。

北海道、九州、東海、東日本のJR券を中心に見せていただいたのですが、ただただすごくて言葉が出ませんでした。私は無言で夢中になってコレクションに見入っていたので、おばけもんさんには申し訳なかったです。今のようにネットで情報を簡単に入手できるときではなかったので、丹念に足を運ばれて収集をされていたご様子が感じられ、感服しきりでした。今では手に入れることのできない硬券特急券や急行券、さまざまな乗車券類、目を奪われるばかりで、「私も収集がんばらねば」と良い刺激をいただきました。

名残おしいのですが、翌日は仕事があるのでここでおばけもんさんとお別れして、東京駅から新幹線の人となり自宅へ。帰りは東名阪も渋滞しておらず、快適に帰れました。

今回の旅行では、半蔵門線や秩父鉄道訪問もさることながら、おばけもんさんとお会いでき、本当にうれしかったです。同じ趣味を持つ方とお会いすることって、本当に楽しいです。おばけもんさん、1日ありがとうございました。また、いつかお会いする日まで!



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